Podoricaコラム
市場・データ

日本のPodcast市場データまとめ2026:利用率・聴かれ方・広告費

日本でPodcastを月に1回以上聴く人は、15〜69歳の18.2%です。15〜19歳では40.5%にのぼり、聴かれる場所の1位はYouTubeです⁠[1]。番組を始める前に知っておきたい市場の数字を、調査の発表元が公開したデータでまとめました。調査ごとに対象や方法が違うので、数字の前提もあわせて紹介します。

目次
  1. 3つの数字で見る日本のPodcast
  2. Podcastを聴いている人はどれくらい?
  3. どこで、どう聴かれているか
  4. 聴いたあとに行動するリスナー
  5. Podcastの広告市場はどれくらいの規模?
  6. ラジオと比べた「音声」の現在地
  7. 企業の活用はまだ1割強
  8. 大手の番組は、どれくらい聴かれている?
  9. 参考:米国とグローバルの動き
  10. よくある質問
  11. まとめ:今のデータから言えること
  12. 参考資料

3つの数字で見る日本のPodcast

  • 18.2%:月に1回以上Podcastを聴く人の割合(15〜69歳)。調査を始めた2020年の14.2%から伸びています⁠[1]。
  • 40.5%:15〜19歳の利用率。若い世代ほど、よく聴かれています⁠[1]。
  • 38億円:2025年の「ラジオデジタル」広告費。前年比111.8%で、Podcastなど音声メディアでのデジタル展開が注目されたと説明されています⁠[2]。

Podcastを聴いている人はどれくらい?

利用率は5年で14.2%から18.2%へ

月に1回以上Podcastを聴く人は、2020年の14.2%から、2024年の17.2%⁠[3]、2025年の18.2%へと伸びています⁠[1]。

15〜29歳では、TVerやTikTokを上回る

年代でみると、15〜19歳が40.5%(前年より6.5ポイント増)、20代が28.8%です。15〜29歳では32.3%で、調べた31のメディアのうち6位でした。TVerやTikTok、Amazon Prime Video、Netflixを上回っています⁠[1]。

決裁権を持つ人と学生が多い

Podcastユーザーは、経営者・役員や管理職など、決裁権を持つ人の比率がユーザー以外より5.2ポイント高いと報告されています。学生も、11.3ポイント多くいます⁠[1]。若い世代だけでなく、会社で物ごとを決める立場の人にも届くかもしれません。

どこで、どう聴かれているか

聴かれる場所の1位はYouTube

Podcastを聴くプラットフォームは、YouTubeが37.3%でいちばん多く、Spotify、radikoが続きます。YouTubeは20〜30代、Spotifyは15〜19歳の利用が多いそうです⁠[1]。

2024年3月公表の第4回調査では、Spotifyが1位でした⁠[4]。YouTubeが1位になったのは、第5回からです⁠[3]。YouTubeでの配信の始め方は、Podcastの始め方と配信先への登録手順でまとめています。

8割が「ながら聴き」、4割近くが週3回以上

何かをしながら聴く「ながら聴き」が80.8%を占めます。週3回以上聴くユーザーは全体の4割近くで、15〜19歳に限ると52.3%です。ビデオポッドキャストを月1回以上見る人は、ユーザーの76.2%にのぼります⁠[1]。

電車での通勤、料理、犬の散歩、勉強をしながら、イヤホンでPodcastを聴く人たちのイラスト
何かをしながら聴く「ながら聴き」のイメージです。

よく聴かれるのは30分未満の番組

ユーザーの約5割が、30分未満の番組をよく聴いています。15〜19歳は20分未満、40代からは40分以上の番組をよく聴く傾向があるそうです⁠[3]。番組の長さから台本の文字数を見積もる方法は、聴きやすい音声台本の作り方にまとめました。

聴いたあとに行動するリスナー

番組で聴いた内容を検索したことがある人は66.4%でした。商品を買ったり、お店を訪れたりしたことがある人も54.8%います⁠[1]。番組の中で商品名やURLをはっきり伝えましょう。説明欄にもリンクを載せると、行動につながりやすくなります。

Podcastの広告市場はどれくらいの規模?

電通「日本の広告費」によると、2025年のラジオ広告費は1,153億円で、前年を少し下回りました⁠[5]。

ラジオ広告費の推移(電通「日本の広告費」)
年広告費前年比
2023年1,139億円100.9%
2024年1,162億円102.0%
2025年1,153億円99.2%

一方で、ラジオ由来のデジタル広告費「ラジオデジタル」は伸びています。

ラジオデジタル広告費の推移(同)
年広告費前年比
2023年28億円127.3%
2024年34億円121.4%
2025年38億円111.8%

2025年は38億円で、2023年から3年続けて二桁の伸びです⁠[2]⁠[6]⁠[7]。

調査会社による予測もあります。たとえばレポートオーシャンは、日本のポッドキャスト広告市場を2025年に4億919万ドルと推計し、2035年まで年15.16%の伸びを見込んでいます⁠[9]。実績を集めた統計ではなく、電通の数字とは対象も違うため、分けて読みましょう。

実績で見る限り、Podcastの広告市場はまだ小さめです。番組を始めるなら、商品を知ってもらうことやファンづくりを目的にするほうが現実的です。

ラジオと比べた「音声」の現在地

総務省の調査(13〜79歳)では、平日1日にラジオを聴いた人の割合(行為者率)は6.0%でした。2020年度の9.2%から下がっています。radikoなど、インターネットでラジオを聴くサービスは13.7%の人が使っていて、40〜50代でよく使われています⁠[10]。中高年が中心のラジオにくらべて、Podcastは若い世代で利用率が高いのが特徴です⁠[1]。

企業の活用はまだ1割強

企業のマーケティング担当者300人への調査では、Podcastを知っている人は76.0%いました。ところが、使ったことがある人は12.8%です。課題のトップは「制作ノウハウがない」(45.7%)でした⁠[11]。この調査はPodcast制作会社によるもので、2024年10月の実施です。

知られているのに使われていない今は、先に始める余地があるとも言えます。制作の手間を軽くできれば、続けやすくなります。AI音声で番組を作るなら、声の権利と配信サービスのAI開示ルールも先に確かめておきましょう。

大手の番組は、どれくらい聴かれている?

新聞社や放送局の発表から、主な番組の数字を集めました。

各社が発表した数字(各社の自社集計)
番組発表された数字時点数えているもの
TBS Podcast月間4,000万回超2026年9月Megaphone・YouTube Podcast・radiko Podcastなどでの総再生回数⁠[12]。
朝日新聞ポッドキャスト累計1億ダウンロード2025年4月22日2020年8月の開始からの累計。月間では200万DL規模です⁠[13]。
ながら日経月間200万回超2025年4月ダウンロードとストリーミングの合計⁠[14]。

数え方は、各社で違います。TBS Podcastは動画で見られた回数も含み、朝日新聞ポッドキャストは始めてからの累計です。どれも自社の集計で、番組どうしは比べられません。市場規模の統計や、ウェブサイトの訪問者数とも別の数字です。

それでも、1つのブランドで月に数百万〜数千万回聴かれる規模になっています。TBSラジオによると、ビデオポッドキャストに力を入れたことで、SpotifyやYouTubeから新しいリスナーが増えました⁠[12]。

参考:米国とグローバルの動き

米国では、12歳以上の58%が月に1回以上Podcastを聴いたり見たりしています。週に1回以上は45%で、57%は聴いたことも見たこともあります(2026年1月調査)⁠[15]。米国のPodcast広告収入は2025年に28億6,220万ドルで、前年から17.6%増えました⁠[16]。YouTubeは、Podcastを見る人が月に10億人を超えたと発表しています(2025年1月時点)⁠[17]。

調べ方が違うため、日本の数字とは比べられません。ただ、音声と動画の両方で楽しむ流れは同じです。

よくある質問

日本のポッドキャストの市場規模は、どれくらいですか?

ポッドキャスト広告だけの公式な統計は、まだありません⁠[8]。目安になるのは、ラジオ由来のデジタル広告費「ラジオデジタル」で、2025年は38億円でした⁠[2]。調査会社の予測もありますが、実績とは別の数字です⁠[9]。

日本で、ポッドキャストを聴いている人はどれくらいいますか?

月に1回以上聴く人は、15〜69歳の18.2%です。15〜19歳に限ると、40.5%にのぼります⁠[1]。

日本では、どのアプリでよく聴かれていますか?

いちばん多いのはYouTubeで、37.3%でした。Spotify、radikoが続きます⁠[1]。

アメリカのポッドキャスト市場は、どれくらいの大きさですか?

米国のポッドキャスト広告収入は、2025年に28億6,220万ドルでした⁠[16]。12歳以上の58%が、月に1回以上聴いたり見たりしています⁠[15]。

企業は、ポッドキャストをどれくらい使っていますか?

マーケティング担当者への調査では、使ったことがある人は12.8%でした。いちばんの課題は、作り方のノウハウがないことです⁠[11]。

まとめ:今のデータから言えること

  • Podcastの利用率はゆるやかに伸びていて、若い世代と決裁権を持つ人に届きやすい。
  • 聴かれる場所の1位はYouTube。音声と動画の両方を用意すると、届く範囲が広がる。
  • 30分未満の番組がよく聴かれていて、聴いたあとに検索したり買ったりする人も多い。
  • 広告市場はまだ小さいので、集客やファンづくりを目的にすると始めやすい。

原稿があれば、声の番組に。

Podoricaは、台本やブログ・メルマガの文章から、AI音声のPodcastを作るスタジオです。自分の声の登録、読み方の辞書、BGMの仕上げ、RSSでの配信までまとめてできます。

無料ではじめるFreeプランは毎月3,000文字まで。クレジットカードの登録は不要です。

参考資料

  1. 「PODCAST REPORT IN JAPAN 第6回ポッドキャスト国内利用実態調査」を発表株式会社オトナル(オトナル・朝日新聞社調べ)(2026年2月25日)
  2. 2025年 日本の広告費 ラジオデジタル株式会社電通(2026年3月5日)
  3. 「PODCAST REPORT IN JAPAN 第5回ポッドキャスト国内利用実態調査」を発表株式会社オトナル(オトナル・朝日新聞社調べ)(2025年2月28日)
  4. PODCAST REPORT IN JAPAN 第4回ポッドキャスト国内利用実態調査株式会社オトナル(オトナル・朝日新聞社調べ)(2024年3月)
  5. 2025年 日本の広告費 ラジオ株式会社電通(2026年3月5日)
  6. 2024年 日本の広告費 ラジオデジタル株式会社電通
  7. 2023年 日本の広告費 ラジオデジタル株式会社電通
  8. 2025年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析株式会社電通ほか(2026年3月5日)
  9. 日本ポッドキャスト広告市場は年成長率約15.16%で2035年に16億7856万米ドル規模株式会社レポートオーシャン(2026年4月更新)
  10. 令和7年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査総務省 情報通信政策研究所(2026年6月26日)
  11. ポッドキャストに関する調査(企業のマーケティング担当者対象)株式会社オトバンク(PR TIMES)(2024年11月20日)
  12. TBS Podcastが月間総再生回数が4,000万回を突破!株式会社TBSラジオ(PR TIMES)(2026年10月30日)
  13. 朝ポキ、累計1億ダウンロードを突破 4年半で急成長株式会社朝日新聞社(PR TIMES)(2025年4月23日)
  14. podcast「ながら日経」200万再生突破!ラジオNIKKEI(2025年5月14日)
  15. The Infinite Dial 2026Edison Research / SSRS(2026年3月12日)
  16. Internet Advertising Revenue Report: Full-year 2025IAB / PwC(2026年4月)
  17. 1 billion monthly podcast users on YouTubeYouTube Official Blog(2025年2月26日)

記事の情報は2026年10月31日時点で確認したものです。各サービスの仕様や調査の数字は変わることがあります。

エダコDXの写真
この記事の監修者

エダコDX / edacodx production

FMラジオを中心に100番組以上を企画・制作してきたラジオプロデューサー。bayfm、ラジオ大阪、かわさきFMなどで番組をプロデュースし、自身も出演しています。元戦略コンサルタント。Podoricaの番組づくりとコラムを監修しています。

監修者のプロフィール

この記事は、Podorica編集部が公的機関・公式の情報を調べて執筆し、監修者が2026年10月31日に内容を確認しています。法律などの判断が必要な場合は専門家にご相談ください。編集方針

あわせて読みたい